創業計画書の書き方について
2016.12.21
「来年こそは融資を受けて事業を始めるぞ!!」という方へ
今日は「創業計画書」の書き方についてお伝えしたいと思います。
と言っても、ありきたりの書き方じゃありませんよ〜
ちなみに創業計画書とは、右の画像のことです。クリックするとPDFデータ(869kb)を見ることができます。
実は、ご縁があって国民金融公庫の模擬面接を拝見する機会がありました。
その模擬面接の中で私が「これをプラスして書けば印象がアップするな!」と思った事をお伝えしますね。
1. 創業の動機
お客様からの声を書く 例えば「お客様からの指名が増えて自信がついたので独立しようと思った」など
2. 経営者の略歴など
- 資格取得部分も書く
- 学歴を全て書く必要なし
- 中退等などの悪い過去はあえて書かない、良い情報のみを書く
- 経歴の後に「ここから自分の顧客がつくようになった」「店長をやっていた」など具体的な事を書く
- 「取得資格」有る場合は資格証書などを持参する
- 営業上、必須の資格がいるなど許認可はしっかり調べるてクリアすること(許認可の相談は行政書士に聞く)
3. 取扱商品・サービス
お客さんに来てもらうために「こういうお店なんだ!」という内容を書く
4. 取引先・取引関係等
- 販売先:ターゲットの年齢層を書く
- 仕入先、外注先:支払条件もしっかり確認しておくことが大事!(現金なのか掛なのか)
≫「5.必要な資金と調達方法」の「運転資金」につながります
5. 必要な資金と調達方法
設備資金
- 店舗などを借りる場合は、保証金や敷金(最終的に返金されるもの)を書く
- 固定資産(目安として30万円以上)
例)内装費(看板を含む)、機械装置、備品、車など
- 『注意点』
-
店舗などを借りる場合は物件を手付を払って押さえておくこと
目安として3週間は押さえておきましょう!
運転資金
- 契約時に払う店舗などの前払い家賃を書く
- 不動産会社に払う仲介手数料や礼金(最終的にも返金されないもの)を書く
調達の方法
- 親、兄弟、知人、友人等からの借入:
勝手な思い込みではなく借りる人から確認をとってから記入する
すでに借入をしていれば通帳を見せる - 日本政策金融金庫 国民生活事業からの借入:
借りたい金額×金利÷12を「6.事業の見通し」の「支払利息」に記入する
6. 事業の見通し
- 「軌道に乗った後」は半年から1年頃を書く
- 「売上高、売上原価(仕入高)、経費の根拠」はちょっと固めに書いて現実的な数字にする
- 「売上高、売上原価(仕入高)、経費の根拠」の書き方
・売上の種類がある場合には平均単価を書く
・曜日によって集客予想が異なる場合には平日、休日とわけて計算する
・売上の人数の根拠を書く(今、ついてるお客さん○○人、フリーペーパー経由○○人など)
・予想外の出来事の予測も含めて書く
以上が印象アップにつながる計画書の書き方です。
日本政策金融公庫の「創業の手引」も、ぜひ読んでください。
本当にわかりやすく書かれていますよ!
相談者の方を見ていて、特に事業の見通しを現実的な数字にするのが大変そうでした。
そういう時は税理士などプロに相談することも大事だと思います。
初めから顧問契約ではハードルが高いので、スポットで相談できるサービスもご用意しています。
ぜひご利用ください!芦澤税理士事務所は「東村山」駅から徒歩7分のところですよ〜
来年こそ創業の夢を叶えましょう!!
夢のお手伝いができたらうれしいです♪
では、佳い年をお迎えください。