税理士の仕事のひとつ『租税教育』
2017.07.28
今日は税理士の仕事の一つを紹介したいと思います。
それは「租税教育」です。
これは、税理士が学校に出向いて税について話をする出前授業の事です。
テーマは「税を通して社会の仕組みを知る」です。
小、中、高校、専門学校など要望があれば出前授業をおこないます。
私は小、中学校で租税教室の講師をやってきました。
内容としては…
税ってどんなものに使われている?
生徒の知っているものを聞いていきます。
こちらの設定している回答は、学校、道路、消防、警察、ゴミ(回収、焼却)、公園、図書館、年金などです。
たまに「先生の給料」など具体的な発言があって楽しいです(笑)
日本の税の種類って何種類くらいある?
みなさん、ご存知ですか?実は50種類くらいあるんですよ~
税金の集め方ってどんなのがある?
同額(消費税など)、同率(法人税など)、超過累進(所得税、相続税など)、特定(自動車税、固定資産税、酒税、タバコ税など)
税の使い方は、どこで、誰が、どうやって決めている?
「私たち国民」が「選挙」で選んだ「国会議員」が「国会」で決めています。
ここで間接的ではあるけど、『私たち国民が税の使い方を決めているんですよ!』と国民主権の話につなげます。
このように、クイズ形式で選んでもらったり、架空の国を設定したりして生徒達に自主的に考えて発言してもらっています。
小学生は思考が柔軟で、こちらが思ってみない回答をくれたりして、逆に勉強になることもあります。
中学生は、自分から発言する事を恥ずかしがるオトシゴロなので自主的な意見は少ないですが、こちらから個々に聞いてみると、思った以上に自分の考えを持っていることに驚かされます。
授業の中で税理士の仕事を紹介して未来の税理士のスカウトにもチカラを入れてます(笑)
租税教育に関わることで
租税教育に関わることで、改めて税について考える機会を持てました。
小中学生の柔軟な発想に新たな気づきももらえました。
お客様へわかりやすい説明を心がけていますが、そのスキルも磨かれました。
いっけん、税理士の仕事とかけ離れているような租税教育ですが、私の仕事にすごくプラスになりました。
何より学生達の若いエネルギーにふれあえるのが楽しいです(笑)
これからも租税教育に関わっていこうと思います!
うちでもやってほしい!などありましたら、お気軽にお問い合わせください。