医療費控除の変更のお話しとお知らせ
2018.01.29
そろそろ確定申告に向けて医療機関からの領収書を集計されてる方もいるのでは?
平成29年分の確定申告から医療費控除に変更がありました。
今回はこの事についてお知らせしたいと思います。
領収書の提出は必要なくなりましたが….!
医療機関の領収書を確定申告と一緒に提出しなくてよくなりました。提出する手間がなくなって楽になった!という反面ちょっとやっかいな事が。
提出しないかわりに領収書を自宅で保管しなければならないんです。その期間は5年間。その間、自宅に保管するスペースを確保しなければなりません。
保存場所を作るのはわりと簡単だけど、その場所を覚えていられるか不安です(苦笑)
医療費の明細記入が簡単に!
加入している健康保険組合等から「医療費のお知らせ」って届いたことはありませんか?
この「医療費のお知らせ」って今までは領収書の代わりにはなりませんでした。
ところが平成29年分の確定申告から「医療費のお知らせ」を申告書に添付して提出すると医療費の明細の記入を省略することができるようになりました。つまり、今までは医療費の明細に「医療を受けた人ごと」「受診した病院・薬局ごと」に記載しなければなりませんでした。
それが「医療費のお知らせ」に記載されている医療費の額を書くだけでよくなったんです!
人ごと、病院・薬局ごとに領収書をまとめて集計する手間がなくなるんです!
めんどくさがりの私からすると「なんてラッキー!」って感じです(笑)
ところが意外な落とし穴が。。。
それは「医療費のお知らせ」に記載されてる期間です。
1月から12月までだったら問題ありません。
ところが「医療費のお知らせ」に記載されている期間が平成28年10月から平成29年10月までとしたら?
確定申告は1月から12月までが対象期間です。なので、この場合、平成29年11月から12月分に関しては今までと同じように領収書を集計しなくちゃいけないんです。
「なんかこれって楽になったの???」と本音がこぼれます。。。今後は健康保険組合等が1月から12月までの「医療費のお知らせ」を発行してくれることを祈るばかりです。
この変更により「医療費控除の明細書」のフォームも変更になりました。
書き方など不安がありましたらご相談ください!
「確定申告はe-taxを使って自分で申告するけど、不安があるから相談だけしたい!」という方向けに相談のみのコースも設定しているのでお気軽に相談してください。