【年末調整】について
2020.10.28
今回は年末調整についてお伝えします。
今年の年末調整の申告書の様式がガラッと変わりました。
理由は所得税の「基礎控除」の改正と「所得金額調整控除」が新たに設けられたからです。
「経理担当者の方の負担が増えるだろうな~」というのが率直な感想です。。。
「扶養控除等申告書」「保険料控除申告書」は大幅な変更はありません。
「ひとり親控除」が設けられました。
変更があったのは「寡婦(寡夫)控除」が見直されて、新たに「ひとり親控除」が設けられました。
この変更によって、昨年中に「平成2年分扶養控除等申告書」を提出されていた方で、「ひとり親控除」に該当する場合は、「特別の寡婦」欄を「ひとり親」などと訂正して記載してもらうことになります。
「配偶者控除等申告書」ガラッと変わりました
様式がガラッと変わったのは「配偶者控除等申告書」です。
これが「基礎控除申告書 兼 配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書」という、長~いタイトルの申告書になりました。
この3つのうちどれを書けばいいのか迷いますよね。
簡単にそれぞれを説明します。
(1)基礎控除申告書:原則、全員が提出
(2)配偶者控除等申告書:配偶者がいる人で、配偶者控除または配偶者特別控除を受ける人が提出
(3)所得金額調整控除申告書:給与等の収入金額が850万円を超える人で、下記の要件のいずれかに
該当する人が提出
【要件】
①あなた自身が特別障碍者
②同一生計配偶者が特別障碍者
③扶養親族が特別障碍者
④扶養親族が年齢が23歳未満(平成10年1月2日以後生まれ)
最後に経理担当者の皆さん、がんばれーーー!!!