2020年の確定申告は「特別控除」「基礎控除」が変わります!
2020.12.24
早いもので今年も残りわずかとなりました。
年が明けると「確定申告」の時期がやってきますね。
2020年分の確定申告は、2021年2月16日(火)~3月15日(月)に行います。
今年最後は個人事業主にとって重要な確定申告の変更点をお伝えします。
青色申告特別控除が「3段階」に変わります
1.青色申告特別控除が2段階から3段階へ - 10万・55万・60万
2019年分まで、青色申告特別控除は「10万円」と「65万円」の2段階でした。
これが2020年分から「10万円」「55万円」「60万円」の3段階に変更されます。
基礎控除には新たに「所得制限」が加わります
2.基礎控除額が10万円引き上げに
2020年分の確定申告より、基礎控除の金額が「38万円」から10万円引き上げになり、「48万円」になります。
ただし、これまでは全ての人が同じ金額でしたが、所得制限が加わることになります。
所得要件が緩和される控除もあります
3.基礎控除にあわせて所得要件が緩和される控除
基礎控除の変更にともない、基礎控除を基準として所得要件が定められている下記の控除は所得要件が緩和されます。
- ・配偶者(特別)控除
・扶養控除
・寡婦(寡夫)控除
・勤労学生控除
・障碍者控除
改正は他にもありますが、個人事業主にとっては、青色申告特別控除と基礎控除が特に重要なポイントです。
青色申告特別控除については、今まで通りの「65万円」の控除を受けようとすると、e-Taxを利用しなければならないので、これまで紙で申請をしていた方にとっては慣れない作業に面倒くささを感じてしまうと思われます。
新しくe-Taxを利用する場合は早めに準備をすることをおすすめします!
皆さま、佳い年をお迎えください!