引越しをした時に税務署でどんな手続きをしたら良い?
2022.02.18
確定申告の時期になってきて、いろいろ質問をいただく機会が多くなってきました。
先日、「確定申告なんでも相談室」でお客様から「引越しをしたので税務署でどんな手続きをすればいいですか?」というご質問をいただきました。
基本的に、個人事業主が引っ越しをした時は『所得税・消費税の納税地の異動又は変更に関する届出書』を提出します。
だいたい、この届出書1枚で手続きが完了するのですが、一緒に『個人事業の開業・廃業等届出書』の提出が必要になる場合があるんです!
それは既に提出した『個人事業の開業・廃業等届出書』の「納税地」に「住所地」(まぁ、いわゆる自宅)とは別の「事業所」(自宅とは別にサロンや事務所などがある場合)の住所を書いている方です。
この場合は「事業所等を移転」したことに該当するので、再度『個人事業の開業・廃業等届出書』の提出が必要になります。
その際、記入するのは「事業所等を新増設、移転、廃止した場合」になります。
引越しではないけれど「納税地」を自宅ではなくサロンや事務所などの「事業所」に変更したい場合も再度『個人事業の開業・廃業等届出書』の提出が必要になります。
『青色申告承認申請書』は一度提出していたら引っ越しの際に再度提出はしなくて大丈夫です。
ちょっと細かくて面倒だけど気を付けてくださいね。